こんにちは、酒飲み夫婦です。皆さんはゲームや映像配信(ネットフリックスなど)、月額制のサービスに加入していますか?こういった月額制のサービスを、サブスクと呼んだらしますよね。日本は海外と比べ、サブスクが主流となる成長業界、ゲーム市場で遅れをとっているようです。
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日本のお家芸、世界に通用しない?
マイクロソフトが約8兆円を投じて、米ゲーム大手を買収、ネットフリックスがゲーム配信に乗り出すなど、成長業界への進出が凄まじいです。しかし、日本勢はオンライン対応の遅れや法規制により、ゲーム大国の王座につくことは難しいようです。
マイクロソフトが買収するアクティビジョン・ブリザードの代表作は、コールオブデューティーという、戦場で銃撃戦を繰り広げるオンラインゲームです。ちなみにこのゲームは、全世界での利用者が1億人に達する、通常「億ゲー」と呼ばれるものです。「億ゲー」は今10作品程度しかないとされています。
マイクロソフトの目的は、単なる多角化や、売上拡大だけではないようです。サティア・ナデアラ氏(現マイクロソフトCEO)は「ゲームは今、最も力強く胸が躍る娯楽。メタバースのプラットフォーム開発で重要な役割を果たす」と話しています。オンラインゲームは、利用者の分身(アバター)が動き回り、会話をして道具を購入するというものが多いです。今後成長が見込まれるメタバース(仮想空間)ビジネスの雛形とも言えます。
近年、マイクロソフトはゲーム事業を、単体売りからサブスプリクション(月額制)へと軸を変換しました。会員を囲い込み、同社の仮想空間に居続けさせることを狙っているようです。
エンターテイメントのサブスクといえば、ネットフリックスが先駆けですが、同社も数年前はゲーム事業は考えていないと明言していました。それでも2021年から、始めています。映像配信ではウォルトディズニーなど、ライバルの成長スピード鈍化を受け、ゲームという市場に乗り出しています。
ゲームといえば、日本のお家芸で任天堂が、ファミコンを発売して以来、世界市場を牽引してきたイメージもあります。それに、ゲーム事業の売上高を見れば任天堂やソニーグループを始め、優良企業は多いです。しかし、「億ゲー」と呼ばれる作品は一切なく、米国を筆頭に中国、シンガポール等のゲームが並びます。コロナウィルス下で、任天堂の「あつまれ どうぶつの森」がヒットしていたものの、販売本数は3,000万本と過去に売上があった本数と変わらず、アクティブユーザーの数も別となっています。
日本勢がふるわない理由は3つあるとされています。第一は、過去のビジネスモデルへのこだわりです。今まで日本のゲームは、家庭向け専用機が中心で、そのためのパッケージソフト開発・販売で一時代を気づいてきました。今伸びているのは、手持ちのパソコンやスマートフォンで、ダウンロードし、オンライン上でプレーする作品です。初めは無料でプレーし、後に課金というスタイルも多いです。
第二は、見せる化という視点に鈍化していることです。海外では、動画投稿サイトなどで他人のプレーを大勢で鑑賞する「実況」という文化がかなり発達しています。発売後、鳴かず飛ばずの商品も、有名な実況プレーヤーが取り上げれば、人気に火がつきます。利用者が5億人とされる米「Among Us」という商品がまさに典型例です。こうした文化が、大規模大会の開催・Eスポーツの隆盛につながり、オンラインゲーム市場を成長させています。日本のゲームは、アニメや漫画の影響からネタバレ文化を嫌い、ネット時代のファン拡大と相容れないということも、噛み合わない原因かもしれません。
第三の壁は、法規制です。日本ではゲームセンターの開設は風俗営業法で規制され、練習や大会、観戦に使う会場がゲームセンターと見なされれば、風営法の規制を受けます。また、Eスポーツ選手からの参加料を運営費でなく、賞金に当てると、刑法の賭博罪になるそうです。参加料収入が多いほど、同法に触れるため、参加人数を抑制することもあるといいます。さらに、賞金の額や、負担するのがメーカーなのか第三者なのかによって、景品表示違反になる可能性があり、過去には、未成年の参加者が賞金を剥奪された例もあるようです。
このような規制もあり、日本国内のゲーム愛好家は、海外のゲームに目を向け世界大会に参加していきます。日本のゲーム産業の土台となる国内市場は痩せ細っています。
主観
そのうち、仮想スーパーとか、仮想デパートが主流になっていくのかなと思いつつ、日本では法規制が厳しいから、難しいのかなとも思います。海外の成長企業は、日々変化する、誰かが喜ぶサービスを考えれるのに対し、日本企業は誰かのためというより、自分の利益、私利私欲が先に来るから成長しないのかなと感じました。自分自身も誰かのために行動できて、それが嫌ではなく楽しめるような人生にしていく必要があるなと、考えさせられました。
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